PPAP対策として、TLS通信が可能なセキュリティサーバーを採用
この一年間、懸案事項だったPPAP対策。日本のビジネス慣習では、「メールでパスワード付きのZIPファイルを送り、あとで別メールでパスワードを送る」というPPAPが普及している一方、そのリスクが指摘されています。
2020年に日本政府がPPAPの廃止を表明し、大企業の多くが追随したはずですが、いまだに「パスワード付きのZIPファイル」はなくなりません。
当事務所でもPPAPからの脱却をあれこれと模索してきた中、ようやくTLS通信が可能なセキュリティサーバーを採用しました。
TLSとは、ざっくり言えば、インターネットで安全に通信をするためのプロトコル(手順、決まりごと)。メールの通信経路を暗号化することで、メール送信を安全に行うことができるとされています。
現状、ZIPパスワード付きメールを完全になくすことは困難です。しかし、2024年以降、大企業を中心にメールを暗号化して送る流れが一気に進むものと考えられることから、いち早く対応することとしました。